モロッコ・アフリカ展
記念特集
モロッコ写真集
IMAGES OF MOROCCO
管理人・サハラにて モロッコへの扉
はじめに
2003年7月、『モロッコ・アフリカ展』にむけての買い付けにモロッコへ行ってまいりました。
初のアフリカ渡航でしたので、いろいろなものを見てこようと思い、サハラ砂漠まで足を伸ばしそこで2泊
(そのうち砂漠上での野宿1泊)してきました。50℃の暑さには参りましたが、とても有意義な経験でした。

このページでは見聞した事をまとめた文章と仕事の合間に撮ってきた写真を載せてみました。
管理人 7/18.2003
8/4.写真追加


魔宮・マラケッシュ
フナ広場
広場を見渡すことのできるレストランからの夕暮れの風景。右奥に見えるのは町のシンボルである12世紀に作られた塔「クトゥビア」。
モロッコに滞在していた2週間のほとんどを世界遺産にも指定されている古都・マラケッシュで費やしました。というのも町の旧市街に広がる市場(スーク)にあらゆる品物が集まっていて仕事ができるのと、現地でずっとお世話になったモロッコ人の友人・オマーさんの家がここにあって、そこにステイさせて戴いていたからです。旧市街はいままで旅して歩いたどんな都市より路地が複雑でまるで迷路。旧市街の中心地・フナ広場から一歩市場に入るとそこはもう迷宮の入口です。広場のエネルギーを感じるには昼よりも夜。深夜12時、1時になっても大道芸や屋台に集まる人の群れは後を経ちません。
市場の表通りはこんな感じ。ひっきりなしに人とモノが行きかいます。
通りから脇に入ると奥の建物には古道具屋さんが軒を並べていました。
裏通りを建物の屋上から見たところ。
家の壁に挟まれて続いていく路地。
スークの路地を入っていくと鉄物、鋳物職人の工房がありました。ランプスタンドから自転車まで何でも作ってます。
旧市街のはずれにある皮物職人の工房。独特のにおいが漂っております。ここで働くのはホント大変だと思いました。
フナ広場を通りかかったら声をかけてきた「蛇使い」のおじさんに突然蛇を肩にかけられ、さらにコブラを出してこられました。ホントにおっかなかったです・・。
広場に軒を並べる屋台で一番多いのはオレンジジュース屋さん。しぼりたての美味しいジュースが一杯25円ほどで飲めます。

アトラスを越えて
アトラス
アトラス山脈の風景はまるでグランドキャニオンのようです。
マラケッシュの南にはオート・アトラスと呼ばれる4000m級の山脈が連なっております。その山脈を越えると、大サハラ砂漠の入り口。果てしない荒野、砂漠、そしてそこに暮らす人々の日干し煉瓦と土壁でできた村・カスバが現れます。マラケッシュのようなアラブ的な文化の香は消え、ブラックアフリカのダイナミックな空気が感じられます。
世界遺産にも指定されている『アイト・ベン・ハッドゥ』のカスバ。廃墟のような古い家々が岩山を覆うように並んでいます。
威容を誇るアイト・ベン・ハッドゥの建築。家というより城。ここは映画『グラディエーター』のロケにも使われたそうです。
最果ての町「ムハミド」近郊ののカスバの家の内部。土壁の装飾が見事でした。
私の隣はこのカスバの住人の方(?)。家の外は約50℃(!)という熱気でしたが、中は結構涼しかったです。
村の中で遊んでいた子供たち。
このようなカスバの村々を通りながら道はサハラ砂漠へと続きます。
みやげ物屋でサハラ人に変装してみました。
ちなみに左は私、隣がそこの主人です。
サハラの砂漠地帯でも携帯は使えます。
この女性はどこか日本的な顔立ちです。
そして砂の大地へ・・・
果てしなく続く地平線、乾燥、暑さ、そして砂嵐・・。この不毛の荒野を
かつて多くのキャラバンが行き交ったというのが驚異に感じる程、
サハラ砂漠は雄大で圧倒的です。

キャラバン  小松家生々流転
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