木にそれぞれの魂が宿る。
永年、大自然に培われた魂を引き出した
イス・テーブルの造形が私を駆り立てる。 |
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木魂生 |
木にはそれぞれの魂が宿っている。雄大で過酷な大自然の中培われた木理を最大限に生かすこと・・・・・
二つとして同じ物がないそれぞれの木の特質から、木の主張するものまでくみ取りひきだす。
百年培われた木は、百年以上使えるものを作る。それが作り手としての製作の根幹です。
同時に用い手と木の魂の対立から愛が生まれる調和を願って木工に取り組んでいます。
人間と自然の対話を・・・・ |
【あとりえ木朴・藤田 丈】 |
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藤田 丈 略歴 |
1941 京都市に生まれる
1964 京都市立芸術大学工学科デザイン専攻卒業。もう一つの日本文化のルーツを求めて出雲へ移住
1967 島根県立博物館個展
1969〜中国、ヨーロッパ、アメリカなどで研修
1987 島根県八雲村に『あとりえ木朴』開設
1988〜全国各地で個展を開催
2000 島根県立美術館で『木の声をきく・藤田丈とつくる一木作りの椅子』展
木製家具の他、造形作家として公共施設のオブジェ、レリーフ、建物・橋などの
設計デザイン、発掘品の復元制作、ロゴ製作など、さまざまな作品を手がける。
鳥取県境港市「水木しげる妖怪ロード」では、企画段階から携わり、1992年から約九十体の妖怪の彫像を制作、鳥取県景観大賞を受賞した。
他にも出雲市の「神話ロード」、今治市の「ムーミンガーデン」のブロンズ彫刻も手がけている。 |
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