artist file D芝崎重壱(Shigekazu Shibazaki)

芝崎作品 職人はものを言わない つくった物がものを言う

身のまわりにあるものだけを暮らしの糧とし
自然に従う誠心な姿勢を崩さず
繭から素手で巻き取る座繰り糸に
天然の藍を用いて染める布は
日本に残る数少ない職人の最良の仕事である。

芝崎重壱 座繰り糸にこだわり、自然染料の正藍染めによる
布を赤城山麓で織り続けて30年。江戸時代の技法
「太織」を土台に、自ら藍を建て、糸を染める職人、
芝崎重壱。

座繰で作られる絹の風合いは冷たさを感じさせない
絶品の着物である。

芝崎重壱 1938年生まれ 群馬県伊勢崎市在住


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