西陣伝統・手織り金襴の意匠を活かしたお数珠袋・和装小物の世界 |
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近藤元三郎 |
京都市生まれ
1959年〜父親に師事、西陣金襴・仏表装裂織に従事
2006年 「京都市伝統産業技術功労賞」受彰 |
近藤晴子 |
京都市生まれ
1970年〜手織り金襴の製作を始める
2001年 藍染作家・ベティ・ゴールドバーグとコラボレーションしたタペストリー等の作品を発表。当店及び東京で二人展を開催。 |
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金襴 |
金襴は金箔を和紙に貼り、それを細かく切った平箔を一本づつ手で引き織りこんだたいへん手間のかかる織物です。
中国の宋時代に生まれ、日本へは室町時代に輸入されて、茶人や武将らに名物裂として愛好されました。天正年間(1573〜1592)には大阪・境で国内生産が始まり、間もなく京の西陣でも織り始められました。江戸時代になってからも盛んに織られ、能装束や女帯として愛用されました。
現在では袈裟、表装裂、和装小物などに用いられております。年々機械化が進み、手織りの金襴の需要や生産が減っていく中で、近藤さん夫妻の作品はその伝統を受継ぐ希少な工芸品です |
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