artist file P斎藤洋(Hiroshi Saito)
|
||
京都・「風工房」主宰。1947年、横浜市生まれ。 1971年から京都で染を始める。刷毛染で大胆さと繊細さを表現。 全国各地のギャラリーの他、相国寺、無名舎など、寺院や町家での作品展を開催。 1988年、ニューヨーク・聖ヨハネ大聖堂での大イベント「染布によるコミュニケーション」展が大好評となる。 また、ニューヨークで出会ったメモリアルキルト(AIDS/HIVへのメッセージを縫い付けた布)の精神は作風に大きな影響を与え、1990年「メモリアルキルト・ジャパン」を設立。 ライフワークとして大人から子供まで大勢の人たちと長い布を野外で染める「野染」活動を各地で行っている。 近年はモスリンとガラ紡の存続と普及に尽力。2007〜08年、京都、長野、秋田(当店)で八幡はるみと共に『モスリン展』を開催する。 |
||
・主な作品展 1986〜 相国寺・養源院 法然院山門 京都・無名舎 美山かやぶき美術館 梅田阪急美術ギャラリー 有楽町マリオン大ホール 玉川高島屋アートスペース 難波高島屋ギャラリー ギャラリーにしかわ(7) 奈良・ギャラリー夢雲(5) 東京・べにやギャラリー(10) 名古屋・手児奈(5) 大阪・ギャラリーKURO(4) ベルギー日本大使館文化センター(ブリュッセル) Pont& Pulas(ベルギー・ゲント) Gallery EAST(オーストラリア・パース) Santa Fe Weaving Gallery (USA) Joan B.Mirviss LTD (NYC) 他多数 ・Cathedral of St John the Divine(NYC) 世界最大の大聖堂全体を染布で装置。その中で、現代音楽や舞踏のステージを創り、観客はすべて染めた布を纏う。 ・コラボレーション 1986〜 舞踏家・戸倉雅代 衣装と装置 長谷寺、藤井寺、八坂神社、法然院など16か所で 風の楽団 舞台装置 計13回 竹田安嵯代との<あわせまとふ>シリーズ 計20回 木ゆり とのコスチュームシリーズ 計7回 書道・桑田三舟の軸装・額装 銀座画廊 兵庫県立美術館 大村あさ(祖母)や 黒田杏子の俳句を染めるシリーズ 計17回 松代藩文武学校ギャラリー展 鎌田泰二(灯)と<染め灯り二人展> 宇都宮・ギャラリー悠日 ・野染 1987〜 野外で多くの人達と幅1M長さ18Mの木綿布を何本も染め繋ぎ、出来上がった布を手渡すワークショップをライフワークとして国内外で続けている。参加者は既に3万人を超えている。 1994 <京を創る>入選 皆で染めた布(1M×15M)を15本、直径4,5Mの巨大バルーン4個で10日間、上空に展示。京都伏見港公園(坂田佳之との共同作業) ・メモリアル・キルト・ジャパン(エイズボランティア団体)の設立 1990〜 HIV/AIDSが原因で亡くなった人たちをキルトによってその人生を記録していく、世界規模で展開されている運動(1988年にはノーベル平和賞にもノミネート) 1991 ジャパンツアー(アメリカで作られたキルト200枚を京都市美術館をはじめ全国9都市を巡回展示)1994 横浜国際エイズ会議への参加 ・「モスリンの会」、「ガラ紡の会」の設立 2007〜 途絶寸前の布素材、ウールモスリンとガラ紡の存続の為の会を設立。 ・風の布・パピヨン 2011〜東日本大震災の被災地で取り組んでいるクラフトプロジェクト。釜石市平田の仮設住宅でのものづくり支援、被災地各地での「野染」、キルト作りなど。 |
||
リンク | ||
斎藤洋さんのブログ |