artist file Mジョリー・ジョンソン(Jorie Johnson)

人の手で作られた最古の不織布フェルト。
多彩な表現の可能性を求めて、あらゆる角度から羊毛にアプローチするジョリー・ジョンソンさんの創作の数々は、まさしくウールマジック。その不思議な形態と色と感触を大切にしたデザインは、斬新で豊かな世界を感じさせてくれます。
ジョリー・ジョンソン(Jorie Johnson)

アメリカ・ボストンにて羊毛と繊維を扱う商人の家に生まれる。アメリカ及びフィンランドの大学においてテキスタイルデザインを学ぶ。スカンジナビアのフェルトに魅せられ、伝統技法を使った創作と研究活動を開始。

1988年より京都に拠点を移し、 日本、アメリカ、ヨーロッパなどでの展覧会においてユニークなフエルト・テキスタイル作品を発表。高岡クラフトコンペ審査員特別賞、ニュージーランドナショナルウールクラフト祭典ベストウール賞、第24回京都芸術国際交流綜合展賞などを受賞。

その作品は多くの現代テキスタイル雑誌に紹介され、アメリカ・ボストン美術館やイギリス・ヴィクトリア&アルバート博物館などにも収蔵されている。

2012年より正倉院宝物研究チームに参加。花氈(かせん)の制作技法を明らかにした。

2000〜京都芸術大学講師。東京芸術大学、多摩美術大学、東北芸術工科大学でも講座を開催。

著書 『フェルトメーキング・ウールマジック』(青幻舎刊)、 『The Fiberarts Book Of Wearable』(Lark Books)
TV  『すてきにハンドメイド』(2011年)、『猫のしっぽカエルの手』(2010年)、『日曜美術館』(2015年、2020年)、いずれもNHKEテレ

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